Milindaの工作室

Milindaの書斎の別館。数学や詰将棋など、いわゆる理数系はこちらに置くことにします。

私はこうして5手詰が解けるようになった


スムーズに5手詰が解けるようになってきたので、それについて書き留めます。


前提条件の提示

 最初に言っておくと、これは自分のために書いた記事です。

「このところ他の趣味に費やす時間が減ってしまったが、代わりに5手詰が解けるようになった。だから自分は前進しているのだ」と思い込みたいから書いた記事です。

 ただし、できるだけ他の方の参考になる記事を書きたいとは思います。そこで本論に入る前に客観的な情報を載せておきます。


【期間】
2020年の10月下旬〜11月中旬。


【実行者の棋力】
ぴよ将棋の5級といい勝負。過去に将棋を趣味にしようとして何度も挫折した経験あり。道場に行った経験はなし。


【実行者の年齢】
30代の半ば。
→なので、10代や20代の方はもっと早く上達すると思います。


 この記事が、私と同じように挫折経験のある人中年に足突っ込んでる人の参考になれば幸いです。

具体的に何をやったのか

 以下の2つの練習を、上に述べた期間(3週間ちょっと)続けました。

  1. 簡単な問題をたくさん解く
  2. 難しい問題を盤に並べて解く


簡単な問題をたくさん解く

 まず1. から説明します。ここで言う「簡単な問題」の定義は、道具を使わず頭の中だけで解けることです。

 5手詰が解けるようになるのを目指していたのですから、手数で言えば1〜3手詰が私にとっての「簡単な問題」に当たります。

 それを毎日100問くらい解きました。100問というと猛努力のようですが、そうでもないです。1問を20秒で解けたとして(早い人はもっと早いでしょう)1分で3問、30分ちょっとで100問できる計算になります。

(仮に1分で何問も解けないのであれば、それは「簡単な問題」の定義に当てはまっていないのだと思います。試しにもっと短い手数にしてみましょう)


 これくらいの時間であれば何とか捻出できるはずです。
 また、解く時間をまとめて取る必要もないと思います。ちょっとした空き時間や待ち時間に解いて、1日の合計でだいたい30分やれたな、というくらいの緩さでいいのではないでしょうか。

 100問という数字も、特にはっきりと決めていたわけではありません。私に継続できる量がだいたいそれくらいだった、というだけのことです。やれる人はもっとやってもいいし、時間がない人は50問でもいいと思います。

 総じて、緩さが継続のコツですね。

 最後に、私が使っていた本を具体的に挙げますと、

→3手詰ハンドブックよりも1手詰ハンドブックをたくさんやりました。

  • 高橋道雄先生の本

→3手詰をやりました。

  • 村田顕弘先生の本

→珍しい「2手詰」の本があるのでやりました。

  • 柳田明先生の本

→『基本3手詰』をやりました。藤井聡太先生を権威づけに使っただけのクソ本かと思いきや、めちゃくちゃ丁寧な良書でした(正確に言うと、後半部では問題の解説を端折っていることもある。しかし前半部で基本手筋を説明するところがめちゃくちゃ丁寧)。

 こうやって本を複数冊用意しておくと、飽きが来にくいのでいいと思います。
「1冊を徹底的にやり込む」というスタイルもありますが、私はそれだと続けられないので……。

難しい問題を盤に並べて解く

「難しい問題」の定義は、先ほどの「簡単な問題」を裏返したもの、つまり「頭の中だけで解けない問題」です。
「1分で何問も解けないくらいの難易度」と言い換えてもいいでしょう。

 5手詰にチャレンジしていたのですから、この場合は5手詰がまさに「難しい問題」に当たります。

 それを1日に5〜10問、盤に並べて解きました。どうしても分からなかったら答えを見ました。1問あたりにかけた時間は、10分もなかったでしょうか。まあトータルでは1時間くらいでしょう。

 盤に並べることに効果があるのかないのか、それは何とも言えません。「効率が悪い。頭の中でやるか、ソフトの画面上でやればいい」という考え方もあります。

 ただ、私の場合はウンウン唸りながら頭の中だけで考えているとどうしても続けられませんので、「手で駒を並べる」というのが合っていたと思います。ソフトはあんまり詳しくない。

 この記事の中で何度も強調していますが、「続ける」ことが一番大事なのではないかな、と。
 続けられない方法を選んで何回も挫折した私だからこそ言えることだと思います。言う資格があると思います(笑)。

「続けられた方法が、その人にとっていい方法」ということでいいのではないでしょうか。

 最後にどの本を使っていたのかに触れますと、これは断然、高橋道雄先生の本です。
 浦野真彦先生の5手詰ハンドブックも有名ですが、初級者にはちょっと難しいですね。それに比べると高橋先生の本は易しいです。
 より具体的に言うと作意が分かりやすい感じです。「あ、ここに玉の逃げ道があるから封鎖しなきゃいけないんだな」とか、「この駒なかったら3手詰だな。じゃあこの邪魔駒を消去するのか」とか、そういうことが見えやすい問題だと思います。

まとめ

 締めに要点をまとめておきます。

  • 簡単な問題(頭の中だけで解ける問題)を1日に100問くらい解いた。時間は30分くらい。隙間時間を使うことが多い。
  • 難しい問題(頭の中だけで解けない問題)を盤に並べて解いた。1日に5〜10問。時間は1時間くらい。
  • それを3週間くらい続けたら、5手詰が「難しい」から「簡単」に近づいてきた。
  • 継続が最も大事。続けられる方法であれば、それでいいと思う。


 では、そろそろこの辺で。書き始めたら長くなってしまったのですが、最後まで読んでくださった方はありがとうございます。
 少しでも参考になれば幸いです。